2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

渡辺淳一

日経新聞で連載されてた『愛の流刑地』がようやく終わる。 捕まってからが長かったが、息子も会いに来てくれたし、刑の意味も自分なりに理解ができた(←なぜか、バーのママからの手紙で理解させられる)。菊治はめでたしめでたし、である。

Robert Bernasconi and Kristie Doston, eds. 2005

Race, Hybridity, and Miscegenation, 3 vols., Thoemmes Continuum. おもに19世紀後半から20世紀初頭にかけての、人種混交について論じた論文のアンソロジーが届いていた(またまた、こいつも高い)。J. C. ノットやL. アガシの論文などをパラパラしてみる…

いろいろ

小田隆裕・柏木 博ほか(編)2004『事典 現代のアメリカ』大修館書店. ↑事典というより読み物といった感じだが。H. C. ロッジがH. G. ロッジになってます、索引で。 田中信徳(監修)1977『遺伝学辞典』共立出版. ↑ちと古いのか? Laplanche, J., et Pontali…

もうひとつ微妙な細部

引き続き、Ian Hacking, 2004 からもうひとつ微妙な細部。 実在論とはここでは、プラトン主義的なものと今日の英国哲学で理解されているようなもののいずれをも意味している。後者〔のような定式化の仕方〕については、マイケル・ダメットに依拠している。彼…

逸脱の社会学関係

入門書を読んでみた。ためしにこの二冊。 実際の制度について無知な僕としては、左の本は勉強になった。体裁によらず(失礼!)なかなか良かったです。 右側は理論的紹介と著者の視点が前面に出ているものの、とりわけ理論的紹介についてはけっこう既知の事…

Ian Hacking, 2004

"Between Michel Foucault and Erving Goffman: Between discourse in the abstracut and face-to-face interaction," Economy and Society, 33, 277-302. 主な登場人物は、サルトルとゴフマン、フーコー。 妙な取り合わせにもかかわらず表面的刺激に欠け(…

南国

およそ20日ほどの滞在が終わった。 前半は散歩をしたり読書をしたりとのんびり過ごし、年が変わってからはあわただしく過ごす。さまざまな事柄(きわめてつらい事柄も含め)を経験したが、振り返るとどれも楽しく充実したものだった。 お世話になった皆さん…