2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

抄録

ある学会の抄録を書いています。この学会報告は、ここ2年ほど続けてきたもの。けれども、実はこれからいろいろスケジュールが詰まっていて、「今年はお休みに...」などと思いつつも、なかなか言えない雰囲気ですので、「やります(えへんっ)」となってしま…

集団と個体

日曜日にある報告をし、参加者から有益なアイデアを数多くいただく。こんなに勉強になったのは久しぶり。メモを整理しながら、ひとつは集団と個体との関係が、どのように概念的に捉えられているのか(あるいは、技術的に処理されているのか)を検討する必要…

Stocking Jr., G. W., 1960

Stocking Jr., G. W., American Social Scientists and Race Theory, Ph D Dissertation, University of Pennsylvania. ボアズ以前とボアズ以後の人種概念および調査手法の変化について。前世紀後半に始まる計量的手法が、それじたいが依拠していた人種を生…

Garfinkel, H. f.c.

Garfinkel, H., f.c. Sociology of Information, Paradigm Books. 1952年にプリンストンにおいてなされた、情報についての研究だとのこと(Amazon.comより)。 ここのところガーフィンケルの研究が、在庫一掃処分といった感じで、刊行されつつある。予想され…

ゆるい日々も終わり

メールが二通、やってきた。とりわけ二通目には緊張させられた。5月上旬はかなりきつかったし、またここのところは取材やお家のことなど、なにかと言い訳つけてたるんでいたことを痛感。仕事に戻ることにする。ノスタルジックで幾分ゆるいBGMでおしまいにす…

軽度発達障害・支援体制

asahi.com5月14日より(http://www.asahi.com/edu/news/TKY200705140095.html)。 文部科学省の調べによると、軽度発達障害のある児童・生徒らへの公立学校の支援体制について、小中学校における進展に比べて、幼稚園と高校では遅れているとのこと。具体的に…

Connerton, P., 1989

Connerton, P., 1989, How Societies Remember, Cambridge U. P. どういう経緯か忘れたけど、届いていた。そこで読んでみる。 基調は、集合的記憶における習慣的および儀礼的側面を強調しながら、身体実践にそなわる記憶の方面へと集合的記憶論を引っ張って…

Bulter, J. 2007

"I merely belong to them" in London Review of Books, Vol. 29 No. 9. ジュディス・バトラーによる、アレント選集の書評。 http://www.lrb.co.uk/v29/n09/butl02_.html The Jewish Writings作者: Hannah Arendt出版社/メーカー: Schocken発売日: 2007/03/1…

Hacking, I. 2007

"Almost Zero" in London Review of Books, Vol. 29 No. 9. イアン・ハッキングによるPierre Hadot(フランスの古代哲学者、不勉強なため読んだことありませんが)の書評。 http://www.lrb.co.uk/v29/n09/print/hack01_.html The Veil of Isis: An Essay on …