Stocking Jr., G. W., 1960

  • Stocking Jr., G. W., American Social Scientists and Race Theory, Ph D Dissertation, University of Pennsylvania.

ボアズ以前とボアズ以後の人種概念および調査手法の変化について。前世紀後半に始まる計量的手法が、それじたいが依拠していた人種を生物学的な実体として捉える発想を懐疑していく過程を描き、1950年のユネスコの言明をその過程のひとまずの終点とする。この言明の妥当性はともあれ、ここに見られる人種に対する不可知論というネガテイィビティが、文化をポジティブに浮上させているという指摘、またこうした浮上のなかで、不可知論が無神論へと反転していく傾向があるという指摘などに注目。


昨日と今日とふたつ仕事終わり、2年前に作成したレジュメを宿にてようやく読み返している為体。こんなことじゃいけないと反省しているのだが。