2010-01-01から1年間の記事一覧

Live: Complete friday night sets

最近あまりに聞くものがなく(気に入ったものという意味ですが。何を聞いたらよいのでしょう)、とても遅まきながら、こちらをダウンロードして聞いてみる。 http://www.nonesuch.com/albums/complete-friday-night-sets-mp3s-nonesuch-store-exclusive すで…

Black Dub

一応、Black Dubのデビュー・アルバムが届く。メンツはD. ラノア、B. ブレイド、D. ジョンソン、T. ホィットリー。リズム隊を中心にすごいメンツですね。 ところで、ボーカルのホィットリーがすこし細めの強い声を出すこともあってなのか、ラノアのものにし…

homework, not fieldwork

K. ヴィスウェスワランの、いまとなってはすこし古い書のなかの言葉ですが*1、こうした課題はこれまではあまり適切ではない道具で遂行されてきたように思います。 ホームをこれまでと同じようにフィールドワークしたって、ダメでしょう。ミイラ取りがミイラ…

曖昧な印象

名古屋城二の丸広場に、池田亮司のインスタレーション「スペクトラ・ナゴヤ」を観にいく。 青白い大量のサーチライトが上空の彼方の焦点に向けられている。四方からは、サーチライトを囲むいくつかのスピーカーから微妙に共鳴する電子音が流されており、その…

歴史・記憶・人種

かなり過ごしやすくなった一日。大学の居室にて。 M. フーコー『社会は防衛しなければならない』を読み返す。系譜学のひとつのあり方として、政治=戦争の言説が検討されまたこれが断念されていく講義なのだが、この断念される当の言説とその戦術について、…

いつから

あいちトリエンナーレ2010で、栄の愛知県立美術館会場にむかう。 意外だったのが子連れの多さで、とくに草間彌生のいくつかの作品にはその水玉のごとく人びとが群れ集っているのに驚く。もちろん自分もその一人だったのだが、いつから草間彌生はこのような親…

影か道標か

『概念分析の社会学――社会的経験と人間の科学』(ナカニシヤ出版)が、おかげさまで再版されました*1。 僕は、この本については、企画編集と(実際には編集はあまりできてませんが)人種概念についての寄稿という形で、関わっています。それ以後、人種につい…

文化の問題

Hacking, I., 2009, "The question of Culture: Giulio Preti's 1972 Debate with Michel Foucault Revisted," Diogenes, 224, 81-5. (http://http://online.sagepub.com/search/results) Giulio Preti Prizeの受賞講演。フーコーとのあいだに僅かなやりとり…

胡蝶蘭、今年も

そう言えば、その存在を長らく忘れていた胡蝶蘭。何もしないでベランダの日陰に放っておいたら、いつの間にか今年も咲いてのに気づいたのが約一月前。花はほとんど落ちていますが、一応、記念に。

抵抗感なしには呼べない名字のような

今日は午後より大学の居室へ。 久しぶりに掃除をしたり、必要な論文いくつかを探し出したり。 そのなかで目についたある論文。そう言えば重要だったんだ、とゆっくりと読みすすめていく。 いくぶん会話分析よりになされたけれども無視のできない重要な先行研…

最近はあちこち、病院や保健所に挨拶に行くことが多い。おもに自分の調査だったり、学生の調査の依頼だったりするが、そんなとき、どことなくアレって感じで投げられる視線が気になる。某メディア露出のせいか、それとも過剰な自意識のせいなのか。 それはと…

暑いですね

今さらながらですが、でもどことなく湿気がなく少しはすごしやすくなってきたような気がします(津は)。街の明暗もはっきりしてきたしね。 さて今日は、調査依頼の帰りに立ち寄った伊勢にて、伊勢うどんと赤福氷をいただいてきました。うどんといえば同居人…

AVCHDカメラ

すでにはじめている助産にかんする取材に少し遅れつつ、ようやくカメラ2台が届く。 AVCHD形式で記録するハードディスク型のもの。形状や操作方法は、従来の機種と同じなので問題ない。しかし撮影したものをFinal Cut Express 4に取り込むところで躓く。 取り…

自然発生的社会学

Rose, E., 1960, "The English Record of a Natural Sociology," American Sociological Review, 25(2), 193-208. 著者については、初期エスノメソドロジーの歴史に一枚かんでいた人ということぐらいしか知らない*1。たとえばProceedings of the Purdue Symp…

テクストを(もう少し)分析する

Watson, R., 2009, Analysing Practical and Professional Texts: A Naturalistic Approach, Ashgate. 相変わらずこの本についてです。年始から今日までは*1この本の読書中につけたメモや関連した論文に目を通したりしていました。そんなわけで、ようやく今…