映像シンクロ作業すべて終わり

これまで集めた映像データを、シンクロさせ、ICレコーダーで同時にとっておいた音声も、重ねている作業をここのところ行っており、ようやく終了した。
2つの方式でやっていたので、それを比較し、いかに自分が無駄なことをしているかを顧みてみる。

撮影場面は6つ、それぞれの場面につき3つのカメラで同時に撮り、ICレコーダーで音声も録音している。(1)3つの場面については、PanasonicのDVDカメラ3台で撮っている。(2)残りの場面についてはSonyのDV3台で撮っている。音声についてはすべてPanasonicのICレコーダーで録っている。

以下、(1)と(2)について、比較してみる(ってのも、変な話だが。どっちかに統一していればよいはずだから)。

(1)PanasonicのDVD カメラの同梱ソフトはWin機のみ対応。このソフトで取り込むと、MPEG-2形式で保存される。それをAdobe Premiere Proに取り込もうとしたら、できない。原因不明。よってTMPGEnc3.0XpressでMPEG-1に変換。その上でPremiereでシンクロさせる。
ついでICレコーダー(これもWin機のみ対応)の音声を取り込み、同梱ソフトでWAVに変換し、これをシンクロさせた映像に重ねる。場面によっては吹き替えみたいになっている。んでそれをMPEG-1形式で保存する。
顧みると、映像の形式変換に時間がかかったが、データが小さくなったわりに映像はきれいだった。DVDカメラがよいのか?

(2)SonyのDVで撮ったものについては、うちのG5で取り込んだ。当初はFinal Cut ExpressHDを入手してなかったので、iMovieで取り込んだ。画質を優先しなくちゃならなかったので、DV形式で保存しておいた(全部で200Gを越えてしまったが)。
そいつを、あとで買ったFinal Cut ExpressHDで取り込み、それぞれの場面につき、3つの映像をシンクロさせた。操作具合はPremiereとほとんど変わらない。ただし、シンクロさせる場合、音声のレンダリングに手間取った(最終的に音声はICレコーダーの音声をかぶせるのだが、映像どうしをシンクロさせる際にはどうしても音声の手がかりが必要なのだ)。どうやら、DV形式の映像を読み込んでFinal Cut ExpressHD上でシンクロさせると、音声のレンダリングしなければならないようだ(のちほど、DVから直接取り込んでみてシンクロさせてみたんだけど、これについてはレンダリングは不要だった。ひょっとしたらFinal Cut Proだとレンダリングはいらないのか?)。
んで、シンクロさせた映像に、ICレコーダーで録ってWAVに変換しておいた音声を重ね、これをQuick Timeで出力する。
こっちは、マックということもあって慣れたインターフェイスでできたことが利点。FireWireでの取り込みはやっぱり楽だった。ただ、僕の手順が悪いのか、(1)に比べると圧縮後の映像がきれいではなかった。H.264で圧縮すればどうだったのだろうか?

こうやって2つのやり方で映像をシンクロさせてみたのだが、見よう見まねでやったせいか無駄な手続きが多いように思う。(1)については、あとで気づいたがDVDからリッピングソフトを使えばそのまま映像が切り出せたはずだし、(2)については、どうしてiMovieで取り込んでしまったのだという気がする。

ともあれ、こうやって作った映像を関係者の分析用にDVDにコピーして配布。なかなか部屋が暑くなる。コピーは学生にPBG4を貸して手分けしてやってもらったが、PBはアツアツだった。
さてその上で、今度はこれの簡易トランスクリプトを作らなくてはいけない。こんどはさらに骨が折れる。無駄と承知しつつWin機に入っているドラゴンスピーチを試してみたのだけれど、あれはひとりの人間が吹き込んだものしか文字にしてくれなかったので、手で打ち込んでいくしかない。先日購入したListen&Type(http://www.nattaworks.com/)でやぼちぼちやっていく予定。このソフトは同時にエディターを開きながらキーボードで操作できる。なかなか優れている。フットスイッチでも買うか(http://www.audiotranskription.de/