教育再生会議・発達障害

教育再生会議の第一次報告に、発達障害児への偏見をさそう記載があったと、何人かの与党議員が同会議座長に公開質問状を提出したとのこと。


これによると問題になっているのは、同報告書内のいじめへの対処についての部分。
報告書では、こう書かれている(10頁)。

学校は、いじめや生徒、教員に対する暴力などの問題行動や反社会的な行動をとる子供を排斥するのではなく、保護者や地域の住民などの協力者も入れて、十分に話し合い、理解を得るための努力を払いつつ、警察との連携も視野に入れながら適切な指導を行う。その際、LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、アスペルガー症候群や虐待等による行動でないか等、問題行動の背景に十分注意する必要がある。

これにたいして、何人かの与党議員によると、

同報告書に、障害児教育について一切記述がないにもかかわらず*1、いじめている子どもや暴力をふるう子どもには厳しく対処する」という提言中で、「いじめがLD(学習障害)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、アスペルガー症候群や虐待による行動でないかなど、問題行動の背景に十分注意する必要がある。

とのこと。

*1:細かく言えば、同報告書の25頁にあることはあるのだが...。