ダーウィンのジレンマを解く
- Kirschner, M. W. & Gerhart, J. C., 2005, The Plausibility of Life: Resolving Darwin's Dilemma, Yale University Press. =2008, 滋賀陽子訳『ダーウィンのジレンマを解く―新規性の進化発生理論』みすず書房.
入眠時の読書にぼちぼちと読み始める。ちなみにダーウィンのジレンマとは……
未完成の時計は役に立たないが、未完成な目には何らかの機能がありえたのだろうか。未完成な目に機能がないならば、新たな部品が徐々に加わって選択に耐えるものができあがるまでの長期間、どのように生き残ることができたのだろうか? 高等な生物には、複雑な要請に応える先見性と計画性が必要であるが、ランダムな変異と選択の作用のみでそれを達成するのは難しい(10-1頁)。
さてさて、どうなっていくのか。
- 作者: マーク・W・カーシュナー,ジョン・C・ゲルハルト,赤坂甲治,滋賀陽子
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2008/08/20
- メディア: 単行本
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関係ないが、「どうがねぶいぶい」(コガネムシ科)って、なんでこんな名前をつけられたのか。胴体の部分が銅のような色をしているから「どうがね」はなんとかわかるが、「ぶいぶい」には解せない(子どもには大受けだが)。