綾屋・熊谷 2008

遅まきながら読み始める。まずは、以下の部分に目が洗われる思いをした(33頁)。

....時刻で行動を規定し、「12時です。昼ごはんを食べます」という<します性>にしておく。そうすれば「おなかがすいているのかも?」「具合がわるいのかも?」といった推察にわずらわされなくなるし、「食べたい」という<したい性>がなかなか現れないために行動のスタートボタンが押せず、栄養や水分補給が手遅れになり、あとでばったりと動けなくなったり、<せねば性>で焦ったりする事態を避けることもできるようになる。

自閉圏の人たちについてしばしば「こだわり」が言われる。ときに「奇妙な」という形容詞が付けられていたのもたびたび目にしたことがある。しかしこの書によると、このように「誤解」されてきた部分について、改めてきめ細かな理解が得られるように思った。

発達障害当事者研究―ゆっくりていねいにつながりたい (シリーズ ケアをひらく)

発達障害当事者研究―ゆっくりていねいにつながりたい (シリーズ ケアをひらく)


ところで修理に出していた自宅用のコンピュータが戻ってきた。こいつは少し古くて、デュアルコアではなく、デュアルプロセッサーなのだが、このCPUを二つとも交換してしまったそうだ。消費税込みで10.1万を支払う。あいにく年度末ぎりぎりで、予算は微妙なところがつらい。