Numero-politics

授業ののち、いろいろとバタバタする。
あの書類をメールで送り、この書類。その間にあの書類のリアクションが来てそれを反映させ、印字している間に、ふたたびこの書類....。こんな感じで書類作成のタスキがけをしていると、学生さんがやってくる。
レポート提出状況の確認だそうで、提出回数を教えてあげると、彼女の計算と僕の計算が食い違うそうだ。そんなことはない、再提出を命じたのに応じなかったのは不提出扱いですよというと、なんだがバイトがどうだとかよく分からないことを言い始める。僕は耳栓を再びして仕事を再開したら、彼女は15分ほどで帰って行った(ようだ)。
まあ、どうでもよい、いつものエピソード。けれども、帰りにたまたま読んだ文献(下記)を踏まえるとちょっとした感慨もある。数えることにも色々問題があり、それはそれで深刻になるだなあ(彼女にはもちろん共感できないが)。

  • Martin, A., and M. Lynch, 2009, "Counting things and people: The practices and politics of counting," Social Problems, 56(2), 243-66.

ちなみにNumero-politicsは、244頁に出てくる。もちろんMemoro-politicsをなぞってます。この辺の寄生具合、あいかわらずリンチさんうまいです。