2009-01-01から1年間の記事一覧

おおよそ4年ほどかかったこの仕事も、この校正で終了です。4年とは悠長な、と言われるかもしれませんが、すべきこととできることのギャップを埋めるのにヒッシで、まだまだ足りない感もあります。 また個人的なことを言えば、(僕一人だけが寄稿論文を書けて…

Playing With My Dog Katie

Goode, D., 2007, Playing With My Dog Katie: An Ethnomethodological Study of Dog-human Interaction, Purdue University Press. このような本が出ているとは知らなかった。 D. グードと言えば,A World without Wordsで強い印象に残っているエスノメソド…

もぞもぞ

すでに締切となったある原稿3つのうちの1を作る。 当初は、すでにある場所で報告したアイデアにもとづいてやればよいと高をくくっていたのだけれども、じつは思いかえしてみるとこの報告はどう考えてもあわただしいなかででっち上げた代物だった。そういうわ…

Darwin at 200

The New York Review of Booksも、ダーウィンに関連しているこれまでの書評をいくつか再掲示していますね(http://www.nybooks.com/)。

ほころびを繕う

たかだか6000字に満たないある原稿について、そのほころびを繕うのに2日かかる。途中、関連する仕事(じつはど忘れしていた)の片付けなどを差し挟みながらということもあるが、小さな部分がどうにもしっくりこないで修正に手間取っていた。音読を繰り返しな…

G. ライルの論文集 再刊

ライルの論文集(Collected Papers, 2vols.)が、ラウトレッジより再刊されるようです。Critical Essays: Collected Papers Volume 1作者: Gilbert Ryle出版社/メーカー: Routledge発売日: 2009/06/15メディア: ペーパーバック クリック: 2回この商品を含むブ…

Race, Genomics, and Biomedicine

Special Issue, Race, Genomics, and Biomedicine, Social Studies of Science, 38(5). 特集編者はJ. フジムラとT. ダスター。 Fujimura, J. H., T. Duster, and R. Rajagopalan, "Race, genetics, and disease: Questions of evidece, matters of consequen…

Hacking, I., 2007

2006年4月ブリティッシュ・アカデミーでおこなわれた講演録。これまでの議論が総花的に.... Hacking, I., 2007, "Kinds of People: Moving Targets," Proceedings of the British Academy, 151, 285-318. URL: http://www.proc.britac.ac.uk/tfiles/395214A/…

ダーウィン生誕200年、社会学

昨年からすでに、ダーウィン生誕200年関連の出版や催しがあれこれと目につく。気にはなりつつも本腰を入れるほどの確信は僕には今のところない。結果、目についたものをあれこれと入手したり、徒然に読み拾ったりしている程度である。にもかかわらず、やはり…

前田・安西, 2008

前田ケイ・安西信雄編, 2008『本人・家族のためのSST実践ガイド』日本評論社. タイトルのとおり、さまざまな理由で社会生活の方法を習得する必要のある人びと自身に向けられた、SST(Social Skills Training)実践のためのガイドブック。刑務所や少年院、精…

Garfinkel, H., 2008

Garfinkel, 2008, Toward a Sociological Theory of Information, Paradigm. H. ガーフィンケルによるかつてのメモ。紹介文によると、情報の概念について、その無視されてきた社会的側面を明らかにすることを目的にしているという。 例によってA, W. ロール…

牧野植物園

年末年始は、例によって暖かな高知で過ごす。前回の滞在はほとんど仕事ばかりしていたが、今回は何とか仕事を年末に終え、ゆっくりと過ごすことができた。そんなわけで念願の高知県立牧野富太郎植物園へ、姪二人やらなんやらを引き連れ、大挙して押しかける…