Young, A., 1995=2001

時間がかかったものの、昨日、なんとか最後まで読み終えた(何ヶ月かかったことか)。終わりにようやくたどり着いたというのが、率直な印象。「序説」および「日本語版のための1999年の序説」の威勢の良さと、本文のあまり分析的ではない詳細の記述との隔たりについて、つねにとまどいながら読んでいました。一方で「序説」のような直截的説明を望みつつ、他方でで本文の詳細についてもっと分析できるはずなのに...とも。しかし

とにかく、人類学者のなすべき仕事は現実に密着し、その由来と系譜とに密着することだ。それでよしとするべきである。

とのことだ。医療人類学とはこういうもの、でよしとするべきである(のかな)。

PTSDの医療人類学

PTSDの医療人類学



それと、↓をいただきました。どうもありがとうございます。
Garfinkel(2007)*1とあわせて、読んでみたいですね。

エスノメソドロジーの可能性―社会学者の足跡をたどる

エスノメソドロジーの可能性―社会学者の足跡をたどる