少し休み

ここ4ヶ月、仕事場でも家でも車でもキース・ジャレットを聴き直し続けてきた(ただしソロは聴きません)。この間に聴いていた作品の多くは、ある事情でずっと前から家にあったのだけれど、そのあまりに下品なうなり声を除けば、気にとめることもなかった。そんななか、同居人がある事情でかけていた"All the things you are"(in Tribute)がとても気に入り、スタンダードものを中心に聞き直してきたのである。
とはいえ、家でも車でもかけ続けること4ヶ月、いろいろ評判が悪くなってくる。音楽の規範にうるさい同居人によると、やはりキースさんのアドリブ尋常じゃないそうで、時によっては気分が悪くなるそうだ(僕の聴くものはいつも評判が悪い)。僕じしんはそんな意見は聞き流していたのだけれど、Tales of Anotherを手に取り聴いたところで、僕じしんもまいってしまった。とても・とてもすばらしいアルバムではある。早くに気づいて聴いておけば良かったとも思った。けれども反面、聴く者にあまりの緊張感を要するアルバムである。そして理由はもっぱら僕のコンディションのせいなのだけれど、聴き続けることができなくなってしまった。
というわけでジャズはしばらくお休み。仕事も休みです。

Tales of Another

Tales of Another