『概念分析の社会学2 実践の社会的論理』

『概念分析の社会学2 実践の社会的論理』という論文集が刊行されることになりました(4月12日の時点では、紀伊國屋書店新宿本店にて限定的に販売しています)。

多様な実践を対象に、それぞれの固有性を構成している概念連関を記述することを目指した論文集です。とりあげている実践は、障害や医療、ソーシャルワーク、司法、教育、経営、スポーツ、観光と、多種多様です。社会学に興味のある方だけでなく、これらそれぞれの領域に関心をお持ちの方にもお手にとっていただけると嬉しいです。

ちなみに私は、「「神経多様性」の戦術 自伝における脳と神経」というタイトルの論文を寄稿しています。そこでは、「神経多様性neurodiversity」の概念を用いた言説の眼目がどこにあるのかを、その初発の議論を読み直すことによって捉え直すことを試みています。こちらについてもご検討いただけますと嬉しいです。


概念分析の社会学2: 実践の社会的論理

概念分析の社会学2: 実践の社会的論理



なお、この論文集の発売を記念したブックフェアが、紀伊國屋書店新宿本店3階にて開催されています。

この論文集の著者たちが寄稿論文に関わりの深い書籍を紹介し、会場ではそれを販売しています。エスノメソドロジーのごく基礎的な書籍から、各寄稿論文の主題の核心をなすような書籍まで、この論文集とおなじく多様な書籍を手にとることができます。また、会場ではこのブックガイドを入手することができます。お時間のおありのさいには足を運んでいただけますと幸いです。

   https://www.kinokuniya.co.jp/c/20160408100252.html

  • 企画者酒井泰斗さんによるウェブページ(現在、ブックガイドを部分的に読めます)

   http://socio-logic.jp/ethnomethodology3.php

  • 出版社による案内(ナカニシヤ出版)

   http://www.nakanishiya.co.jp/book/b222499.html

  • 関連書籍についての出版社による案内(ナカニシヤ出版)

   http://www.nakanishiya.co.jp/book/b134647.html